緊急コラム 「麺類と人類の話」
ここに一杯のつけ麺がある。
ドバ〜ンとつけ汁に、白い中太麺をダイブさせたら、サッと引き上げてズルズル〜。
カウンターに並んだ中年親父が黙々と、単純作業に興じる姿はどこかシュールだ。
そして平和の象徴だ。
店外でミサイルが放たれているわけでもなく、突然散弾銃で背後から狙われるわけでもない。
そう、信じて疑わなかったが、そうでもないのかこの世の中は。
きっと高級な朝食を食べ、ランチだって豪華な用意がされていただろう。
ランチが一杯1100円のつけ麺、なんてことは1000%ない。
何が、誰が、何処で、何を間違えてしまうと、こんな最期を迎えることになるのか。
大好きなつけ麺をすすりながら、途方もない感情に揺さぶられている。
人には愛を花には水を
暮らしの中にユーモアを
美味しいつけ麺心がスパイス
大好きなつけ麺の伝説のボスが遺した言葉
シンプルだけど、ずしりと響いた